20100606

posted by ならむら

めっきり寒くなったこのごろ、いかがお過ごしでしょうか。

そんなわけで曲を公開しました。
曲自体もっと早い段階から実験を進めてたんですが、とある事情から手を付けなくなり、そろそろやらなきゃまずいと思って手を付けたら問題だらけで非常に苦戦しております。

まず制作自体は慣れた環境でやります。仕組自体はスーパーファミコンや、大雑把に言えばSCCとおんなじで自分で音色を用意して、それをMIDIみたいな感じで鳴らすんです。
なので、まず俺が自前波形(サウンドフォントというんだそうな)でもたつきなく再生できるようなスペックのWindowsマシンを持ってないのと、そもそも作曲はMacでやっているので、旧版と同じ体勢でやっております。

まずMacのOS9でしか動かないシーケンサーで作曲、というか旧版のMIDIデータを改造。
んでDirectMusicProducerで鳴らして、どんなもんか確認する。
これでできたデータをWii用のデータとして作って鳴らしているんだけども。
イレギュラーな作り方をしているせいか、パソコンで鳴らしたのとWiiで鳴らしたのでは音が変わるし音量バランスまで変わってしまうわで苦戦しています。
さらに言うと音を鳴らしすぎると音が割れやがる。次世代機なのに。
とりあえずは全曲のデータを先にそろえることを優先してるんですがね。

なので動画サイトで公開した曲は仮状態ですね。
もっと和音を減らしたり、音の鳴らし方からいじらないとどうにもならん。
おのれ次世代機め。開発後記で思いっきりグチってやるからな。
そーいえば、眠りっぱなしのNIGORO経堂を開発後記に使うのもいいかなーなんて思ってます。

さて、動画投げっぱなしなのもあれなので、少し曲ごとに補足しておきます。イラストについては補足しません。

まず海外での反応にもあるんですが、必ずSSCC版の方が良かったと言う人は出ると思ってやってます。それはもう、仕方がない。しかしこれは開発陣にしかわからんことだが、今の画面でSSCCの曲と効果音を乗せたときの気持ち悪さったらないぜ。

Mr. Explorer

なもんで、タイトルとオープニングデモとこの曲で、「違うぞ」ということを印象づけないといかんなと思った訳です。もちろん、統一感をあげる為に全曲民族音楽的な要素を入れるのは決めてやってます。

Fearless Challenger

とはいえ、1曲目とこの曲のように、人気が高く旧版の印象が強いものは元のイメージから大きく変わらない程度にしかアレンジしてません。あくまで俺の感覚ではあまりいじっていないのです。

King Konda

これは遊ばせてもらった。旧版開発初期に作った数曲は後半の曲とテイストが違いすぎるんだ。

Grand History
ほとんど変わってない。というか、アレンジ担当が俺なので、旧版MIDIで納得いくまでアレンジできているものは時間の節約ってのも考えてあまり変更しないの。
ただしFearLess Challengerと違和感がある程音の質が違ってしまったので、急遽ギターパートを重ねて、音量調節しないまま動画に入れてしまってます。

Curse of Ocean
今回、一気にこれだけの曲を公開したのは、ほとんどこの曲の為です。
鉄パイプの呪いの為に今までのPVにも一切使ってないくせに人気があるもんだから、「変わってしまってますよ」というのを早めにアピールしなきゃと思った訳です。
でも改めてアシュギーネの曲を聴くと、サビのメロディよりもピコピコ音の方がそのまますぎたので、その2つを大きく変更した程度。

Muburk

Youtubeのほうでは外人に「何もの!」といわれているムーブルクです。台詞からもわかる通り、あの方の関係者です。今回長老もやりたい放題なんですが、コイツも同等のイカレキャラです。今回新曲がほとんどないので、これも早めにお披露目。

Song of Curry

ゲームのプロモーション的に考えて、ゲーム終盤のBGMを先に公開するなんてあり得ない話なんですが、ここは最近外国中心で日本向けにサービスしてなかったのでニコニコ動画限定で公開してます。
これでもう、貴様らはゲーム中にこの曲が流れるだけで口ずさむようになったのだ。
というか市場をカレー三昧にした奴、でてこい。ダウンタウンのカレーせんべいくれてやる。


公式サイトのブログ記事の為に作ったものなんですが、まだコメントも少ないにも関わらずかなり参考になります。
もちろん、自分て作ってて「この音はどうしたもんかいな」と持っている所に突っ込まれているんですが。

これっきりで作ったものだけど、なんなら曲データが貯まったらまたこういうのやったほうがいいかいな。歌詞がつくのはもうないぞ。