20100421

La-Mulana攻略中

posted by PANDA

前回、ならむらがNIGOROスタッフの腕前を御丁寧に解説してましたね。
私が与作さん扱いなのは断固抗議したいところですが、アクションゲームは得意ではありません。
戦略シミュレーションだったら3匹まとめてかかってこい!と言えるんですが・・・

さてさて。
Wii版La-Mulanaのデバッグプレイするにしても資料が何も無い状態ではどの動きが正しい動きなのか分かりません。
もちろん、ならむら謹製の資料があるのですがこんなもん3匹以外読めるか!って資料です。

で、どうしたかと言うとGoogle先生に聞くことにしました。
するとなんということでしょう!立派な攻略サイト攻略動画が存在するじゃないですか!!
本当にありがたいですよ。これを見ながらやれば大体進めるんですから。

「なんだ。チェック作業なんてこれ見ながらでやれば楽ちんじゃん♪」とか気軽に考えて3時間ほどプレイすると、攻略サイトにも動画にも存在しない謎解きやら罠やらが出てきました。
お陰さまで何度か嵌り、積んだりしました。。。
つまり、オリジナル版には無い新しい要素はたんまりあるわけです。デバッガーも楽じゃないですね。

とはいえ先人たちの足跡をたどりながら作業ができるので、かなり楽をさせてもらっています。

もし、このブログを憤死確定さん、ryon3さんがご覧になっていたら一度ご連絡いただけませんか?
感謝の気持ちを伝えたいのと、ご相談したいことがあります。
よろしければ「いんふぉあっとnigoro.jp」にパンダに呼ばれたとご連絡ください。

お待ちしています。

20100418

あわただしくなってきました。

posted by ならむら

くそっ、Flashゲームをつくりてぇよ。あの頃は早くビッグプロジェクトやりてぇよと思いながら作っていたが。

さて。開発もそろそろ本気で終盤でごじゃりまする。これからガーディアンの作成に入りたいと思います。
おっと、そろそろ曲も準備しないと。

そんなわけで、只今デバッグチームに出す前にミスがないか、バランスはどうかのチェックをする為の通しプレイをやっております。
もう4日程家に帰ってないですね。

延々とテストプレイばっかりやってると気分が滅入るので、休憩感覚でツイッターに実況してます。そうか、こうやって使えばいいのね、ツイッターって。

いや、ちょっと2、3回書いたら海外のmadamlunaさんが見つけて、プレイ実況してるよと広められまして。あーそれならそうするかという次第でごじゃりまする。

日本では見られない情報を一つ。また米国Nintendo Powerさんに記事が載りました。3ページ。


「博士の体験記みたいにしたい」ということで、スクリーンショットとか、アイテムや敵の絵をくれと言われまして。
なんじゃい、ドット絵でええんかい。と思ったら、「手書きを望んでいる」と言われまして。
前にこのブログで出したガーディアンのスケッチを見ていたらしい。というか、海外では一人歩きで画像が広まっておる。
忙しいが取り扱ってくれるのであればと頑張って描きました。全部書き下ろし。

さらに、「博士の視点から語る序盤のストーリーを書いてくれ」と言われましてん。
序盤というと導きの門ぐらいかな。どうせならちょっとしたヒントや初体験の人にガイドになるように書いてやれ!と頑張って書いたんですが、どうやら記事に使われている文章は俺が作った物ではない様子。
あぁん。スクリーンショットに合わせて灼熱洞窟までを序盤と言っていたのね。
やはり間に異言語と仲介者を2、3人挟むと正確には伝わりませんな。
もったいないので、そのとき俺が書いた物を貼っておきます。

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私の名前はルエミーザ=小杉。代々考古学研究家を排出している我が一族が追い求めていた遺跡、全ての人類、文明発生の地といわれる「LA-MULANA遺跡」が発見され、これから乗り込もうかというところだ。
話によると人間を襲うモンスターが住み着いているらしいので、これ以上はないというほどの重装備でやってきた。銃はもちろん、猟銃、サバイバルナイフ、毒薬、スタンガンなどに、携帯コンロをはじめとしたサバイバルツール。前人未到の地に赴くのだからこれぐらいは準備しておきたい。しかし今しがた空港でほとんど取り上げられて4時間ほど説教されてしまった。

無事飛行機に持ち込めたのは念のために持ってきた革のムチとノートパソコンだけだ。このムチはみんなも知ってる有名映画にあこがれて買ってみた程度のものだが、残された私の所持品の中の唯一の武器なので大事にせねば。これも取り上げられそうになったが、「家族へのお土産だ!」と言い張った。
ノートパソコンは一般には普及していない「MobileSuperX」という、私のような現地で冒険する考古学者やスパイ、レンジャーのようなハードな特殊環境で使用するために作られたものだ。今の時代、考古学者も収集したデータをすぐにデータとして管理するのだ。

さて、遺跡入口に村がある。ここは「旅立ちの村」と言って、はるか昔からLA-MULANA遺跡を守り続けていた一族の末裔が住んでいるらしい。村の長老に遺跡に入る許しをもらった。とりあえずは空港で没収されてしまった装備品の代わりになるものでも調達しなければならないな。幸いなことに幾つか店がある。未開の遺跡とはいえ、ひそかに発見して探検に来るものが少なからずいるのだろうか。遺跡探検に役立ちそうなものが売っている。まるで観光地のようなありさまだ。
驚いたことに銃まで売ってある。しかしずいぶん古いタイプだが贅沢はいえない。どこかの軍隊の払い下げなのかリペアしたものなのか、ずいぶん安い。しかし銃弾はどこかからの密輸だろうか、恐ろしく高い。こんな村じゃ俺のアメリカンエキスプレスカードは使えないだろうが、ドルを大量に持ってきている。

……しまった。ドルがまったく通用しない。見たこともないコインを使っている。現地通貨を調達せねば。なってこった、両替所もないじゃないか。
遺跡や村の周りには古い壷がいくつも散乱しており、その中にまれに古いコインなどが入っていることがあると村の子供に聞いた。前人未到の遺跡にたどり着いて初めにやることが金拾いになるとは。

村の周りを探し回り、なんとか30枚ほどコインを集めた。村から離れると巨大な滝つぼや恐ろしいモンスターがいたが、こんな情けない金拾いの最中に危険に挑みたくはない。まずは集めた金で準備を整えよう。私のパソコンにつなげる事ができる携帯型スキャナーと地図管理ソフトを買った。本当はLA-MULANA遺跡で使われている古代文字を翻訳してくれるソフトが欲しかったが、コイン100枚と交換らしい。かわいらしい売り子の娘に文句を言うと、ものすごい形相で怒られてしまった。仕方がない、遺跡を探索しながらコインを集めて買いに来よう。

いよいよLA-MULANA遺跡に入る。この初めて遺跡に入るときに感じる高揚感は何度味わってもいいものだ。手持ちの武器の貧弱さも金拾いの惨めさも忘れてしまうほどにだ。よし、行こう。


これは素晴らしい遺跡だ。保存状態も申し分なし。特筆すべきは遺跡の様式だ。あらゆる文明の様式がミックスされて整えられたような、この遺跡が全ての文明の発生の地と言われても納得できる。調査を終えたら本でも出版しようか。
惜しむらくは、ごろごろ転がっている遺体だ。これは私の同業者だろうか?あるいは遺跡泥棒か。侵入者を襲う罠やモンスターに命を奪われた先人たちらしい。中には遺跡調査のメモを握ったまま白骨になってしまっている者もいる。文字が読めないほど痛んでいるが、村で買ったスキャナで読み込むと何とか読むことができた。私の父親も私より先に遺跡の調査に入っているはずだが、このような姿になっていないことを祈ろう。

しかし空想の生物と言われていたモンスターたちが徘徊しているのは驚きだ。この遺跡は彼らが生存し続けられるだけの機能を残しているということだろうか。コウモリに歩く骸骨、走り回る巨大ネズミなど、実在するものを見ると非常に恐ろしいものだ。これは安物のムチだけでは不安だ。なんとか武器になるものを調達できないか。
そうか、ここまで荒らされていない遺跡なら武器のような埋蔵品ぐらいありそうなものだ。そう思っていると巨大な石造りの箱のようなものを発見した。武器でも隠されていないかと思いながら箱の仕掛けを解くと、手裏剣が入っていた。
実は私の一族は日本の忍者の末裔なのだ。この箱は欲しいと願う武器を出してくれるものなのだろうか?丁度飛び道具が欲しいと思っていたところだ。銃が欲しいところだが遺跡には通じなかったのか。銃は村で買うしかないわけだ。やつら、いい商売してやがる。

古文書の翻訳ソフトが買えない以上、同業者が残したメモをヒントに探るしかない。遺跡の各部屋には名前がつけられており、地図管理ソフトが思いのほか役に立った。遺体の残したメモなどに部屋の名前を使ってヒントが書かれていることが多いのだ。
言葉を話す骸骨がいたのには驚いた。彼の話を元に遺跡を探ると赤い宝石のようなものを見つけた。思ったとおり、埋蔵品がまったく盗難にあっていない。これでは私が一番最初の盗掘者みたいではないか。
床から飛び出す針や落下する壁画などの罠は軽快にかわしていく。このへんは昔見た映画の知識が大いに役立っている。

最も困ったのが巨大な赤い骸骨2体だ。ものすごい量の骨を投げてくる。ボロボロにされてしまったので一度村に戻り、翻訳ソフトの為に集めていたコインを使って小さな盾を買っておいた。これがなければ何度でもリンチにあっていただろう。盾は壊れてしまったが赤骸骨は倒すことができた。

彼らを倒すことが仕掛けの一部だったのだろうか。今まで行き止まりだと思っていた部屋の下に続く道が開かれていた。道の先にある部屋は隠し部屋のようだ。何かの神を祭る場所だったのだろうか、他の部屋に比べて異様な緊張感をあおる雰囲気がある。巨大な双頭ヘビの壁画がある。部屋の中央には十字架のようなアンクがそびえたっている。
何かが光っていると思ったら、先に手に入れた赤い宝石が光っている。宝石を取り出すと目の前のアンクも光を放ち始めた。どうやらこの宝石とアンクは対になる物のようだ。アンクに宝石を近づけると、よりいっそう光が強くなり何も見えないほどになった。それと同時に爆発音が部屋に響き渡ったかと思えば、何か巨大なものが落ちてきたような音も聞こえた。
皮膚から伝わる空気が私に危険を知らせている。何か来る!そこで私が見たものは……

To be continued
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6月にも記事が載るってさ。日本はいまだ取材なし。

もう一個情報。映像が公開されてますねん。
http://media.wii.ign.com/media/022/022329/vids_1.html
あら。いつ独自にプレイ映像出していいって許可出したっけ。記憶なし。
あー。今までかたくなに隠してきた未完成部分が思いっきり見えているわ。フィールドをまたいでスクロールする所ね。
あと曲や効果音もPC版のデータ放り込んであるだけなんで、変にイメージを固められないようにNIGOROのトレーラーには入れなかったのよね。
こりゃ急いで作れよという啓示でしょうか。

さらについで。
現在、時間がないのでなんとかもう一人デバッガーを使えないかと模索中でして。
ゲーム自体は真聖母の祠に行けるぞ!という手前までは出来てるぐらいです。
そんな中、ゲームに慣れすぎた、あるいは中身がどうなってるか知り尽くしている人間だけでなく、一般人ユーザーにとってはどんな感じかを見る為にPANDA氏もテストプレイヤーとして動いているのだが。

つまり、そういう人でもこんな感じになじむぐらいの作りにはなっているよと言うお話。

20100402

ウソ

posted by ならむら

NIGOROサイトのトップを手書きにしてやろうかともたくらんでいましたが、LA-MULANA公式のトレーラーでせいいっぱいでした。
なんせあのトレーラーはLA-MULANAの広報戦略の一つとして、何ヶ月も前からやると決めてましたので。
本来ならこの4/1ムービーが公式トレーラー第2弾になる予定だったんですがね。
一番最初のFlashで作ったやつや、ネットで映像公開したいってことでYoutubeに乗せた開発中映像なんかが、海外で「トレーラー」として紹介されてしまったので、もうネットに公開したらトレーラーとなってしまいました。

トレーラーならもっとデザインだの編集だのしっかりやりたいんですけどね。一番最初のFlash使ったインチキトレーラーが一番凝ってたんじゃないかな。
3本目ぐらいまではAdobeのAfter Effects使ってしっかり音に合わせたりエフェクト入れてたりしたんだけども(日本発売未定>決定のやつとかさ)、それ以降はMacintosh付属のiMovieだけでやってます。

今回のはウソ映像を作る為にAfter Effects使ったけどね。Wiiからの録画部分とウソ偽造部分がうまく合成できるかが怖かったんだけども、案外あっさり合成できましたね。
さすが昔取ったキヌガサ。

で、このウソ満載の映像ですが、誤解を招きやすい物や明らかにウソな物など、ちょっと解説しておきます。

最初のティウンティウンはもちろんウソです。なにげに産声の碑は初公開でしたかね。
ゾウにターバンってどこから出た出たなんだろうと思ったら、ジュークボックス内のコメントだったのね。おぼえてねーよ。

ムーブルクと走る娘のドット絵は今回書き下ろし。
娘の立ち絵は、さっき言った通り前からウソ映像を作る予定でやっていたので、メインキャラのイラストを作る時についでに仕上げていました。つまり何ヶ月も前からスタンバイしてました。

マルチプレイなど問答無用でウソ。Helloの文字がどうみても解像度違うしな。

あと、前回の映像で生まれ変わったマッシブなアヌビスさんが出ていて、「ヤツは変わってしまった」と嘆く人もいるみたいなので、昔ながらのアヌビスさんもチラリと映ってます。ルームガーダーの奴は別物ってことですね。

コナミコマンドのやつは、全ての素材準備を終えた時に閃いたので急遽作った。これのせいで米時間0時にまにあわなかったんだな。ついでにLA-MULANA公式のトップ絵もね。

あとは説明めんどくせー。