20080707

NIGOROとアドベンチャー

posted by ならむら

これまた手を出してないジャンルですね。
でもここ最近ではなかなか盛り返してきているジャンルじゃないでしょうか?

まずはFlashの脱出ゲームが広くはやった。これはクリックするって言うFlashとはとても相性のいいシステムだしね。
同人系のノベルゲームが受けたのも大きい。
この辺りからアドベンチャーゲームのテキストまみれ、コマンドとか選択肢とか、一般的になったのかもしれない。
DSのペンを使ったタイプのアドベンチャーも盛り上がってますよね。おー逆転裁判もあったな。

逆転裁判。これはウマイと思います。
それまでアドベンチャーゲームってのはテキスト入力からコマンド選択方式、合間に戦闘が入ったり愉快なシステムが盛り込まれたりと、
いろいろ進化はしてきたんですが、基本は淡々とストーリーをじっくり楽しむ物です。
逆転裁判で言えば法廷外のシーンですね。問題は法廷シーン。なんとアドベンチャーに爽快感を持ってきました。法廷シーンは爽快感を意識して作られてるはずです。
このアドベンチャーにはなかった面白さを盛り込むってのが見事です。
アドベンチャーに限らず、ファミコン中期ぐらいからあるジャンルに違うジャンルをミックスしたような手法は多いんですが、
まーアクションゲームでボス戦がすごろくとか、なんでやねんな組み合わせも多かったです。
アドベンチャー自体、シナリオとかシステムでなんとか面白くって言う進化を続けてきたので、
こういう他ジャンルの面白さを取り込んだ成功例ってあまりないんじゃないかと思います。

基本、コマンド総当たりをいかにして回避するかで試行錯誤し続けたってのが実際のところじゃないでしょうか。
戦闘を入れたり、音楽演奏させたり、パズル入れたり、シューティング入れたり。
多ジャンルそのものを入れるのではなく、新しい楽しみのあるアドベンチャーと言おうか。

というわけでNIGOROならどうするか。
テキストを書く自体は好きなので困らないとは思うんです。思うんですけどね。
duplexさんに「NIGOROでもノベル何か出せるんじゃないですか?ならむらさんが書けば。」とは言われました。
でもね。文章主体となると、それなりの勉強してないと怖いですよ。我流ですもん。
ゲーム内でひょこっと出てくる単文ならごまかせますけども。
しっかりしたストーリー構成、文体、技法。そういうのになるとてんで自信がありませんよ。
とはいえ、かのファミコン探偵団を作った人は専門の文字書きでもないのに3日でストーリー書いたとか。
そういうのは幼少から文字媒体に慣れていたってのもいるんじゃないかとは思うんですけど。
やってみて出来なかったじゃイヤだしなぁ。
ん。小説のような文体にしなけりゃいいのか。漫画形式とかにさ。出来ない物をやることはないやな!
でもノベルはやらないかな。少なからずゲーム要素は絶対に入れるでしょう。

ホントにやるとしたら、
文章はノリだけで散策がメインの脱出系アドベンチャーのような物か、
製作に泣きが入るのを覚悟してポリスノーツばりにやりたい放題やるか。
どっちもしんどいよ。

さてさて。もうこのシリーズもこのあたりでシメましょうかね。ご愛顧ありがとうございました。
というかこれも語れよというジャンルってまだありますかいな。